四日市の産廃不法投棄:11日から行政代執行 覆土や排水工事など /三重
2012/09/06
ニュース
国内最大規模の産業廃棄物が不法投棄された四日市市大矢知町の処分場跡地について県は、露出した産廃の覆土や排水工事などの行政代執行に11日から着手すると発表した。測量や地質調査、詳細設計などを行い、来年度から対策工事を実施する方針。
跡地には、許可区域外への不法投棄分130万立方メートルを含め約262万立方メートルの産廃が投棄されている。県は07年1月、処分場を運営していた「川越建材興業」(同市)に対し、措置命令を出し、その後も計25回の指導を出した。しかし同社は命令に応じず、県は同社に履行する意思、能力がないと判断。今年7月には、地元自治会と市、有識者との協議で、具体的な工法について合意したことから、代執行を決めた。
先月22日に公布された産業廃棄物特別措置法が適用されれば、代執行費の45%について国の補助を受けられるという。
出典:毎日新聞