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豊島産廃、処理終了16年10月

2012/07/31

ニュース

 豊島(土庄町)に不法投棄された産業廃棄物の総量が93・8万トンに増えたことを受け、県は29日、全量撤去・無害化処理の終了時期をこれまでより1月繰り延べて2016年10月とする新しい処理計画案を、高松市で開かれた専門家の助言機関「豊島廃棄物等管理委員会」の会合で示した。

 豊島住民との公害調停に基づく処理の最終期限は17年3月。新計画案も、大津市での水処理計画が頓挫した汚染土壌7万トンを直島での焼却・溶融とは別の方法で処理することが前提だ。

 会合で県側は、土壌処理について、水洗浄のほかセメント原料化も検討することを正式に提案、新計画案とともに了承された。委員からは「セメント原料化は一般的な方法になっており、(県外で実施する場合も)反対意見は出にくいのではないか」などの声が上がった。

 豊島の産廃は昨年、それまでの想定を35%上回る90・5万トンに上ることが判明。さらに想定より比重の高い産廃が出てきたため、県は今年6月に総量の推計値を見直していた。

出典:読売新聞

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