御園産業:東近江の廃棄物処理業者、事業ごみを「一般」装い廃棄 処理費逃れ、市に負担させる /滋賀
2012/05/10
ニュース
東近江市瓜生津町の廃棄物処理業「御園産業」が、契約先の事業ごみを一般家庭ごみとして処理し、処理費を同市に負担させる形で不正に利益を得ている疑いがあることが、複数の同社関係者の話で分かった。
同社は8日、一部の事業ごみを家庭ごみとして処理していた。萩原光昭社長は毎日新聞の取材に「不正はないと思っている」と話した。【石川勝義、村山豪】
同社のある収集車はこの日午前、スーパーや飲食店など数カ所で事業ごみを集め、日野清掃センター(日野町北脇)に向かった。事業ごみの収集車はセンター内でごみを降ろした後、出口で車重量を量り、入口との重量差からセンターに支払う処理費が確定する。これに対し家庭ごみの収集車は事前登録され出口で重量測定の必要はない。
この日事業ごみを集めたはずの収集車は出口を素通り。記者がセンターで車の伝票を確認すると、家庭ごみで処理したことを示す「委託」の文字が記されていた。
出典:毎日新聞