震災で海に流出した廃棄物、約500万トン
2012/03/10
ニュース
東日本大震災の津波で被災地から海へ流れ出た廃棄物の量は、約500万トンに上る見込みであることがわかった。
環境省は9日、東日本大震災の直後に岩手・宮城・福島の3県から海へ流れ出た廃棄物の推計を公表した。廃棄物は、倒壊した家屋のがれきや自動車、漁船などで、合計約500万トンに上るという。
このうち約7割は沿岸の海底に沈んだとみられ、残りの3割は「漂流ごみ」となって海を移動した可能性がある。
震災から1年がたち、漂流ごみの多くもすでに海底に沈んでいると予想されているが、軽いものは長時間漂い続ける場合もある。環境省は、漂流ごみが移動する軌跡を数年後まで予測したシミュレーション結果を今月中にも発表する予定。
出典:日テレNEWS24