平成22年度に発覚した産廃不法投棄量は6.2万トン
2012/01/05
ニュース
環境省は、平成23年12月28日、平成22年度の産業廃棄物の不法投棄等の状況について発表した。
新たに発覚した産業廃棄物不法投棄件数は216件で前年度の279件に比べて63件の減少、不法投棄量は6.2万トンで前年度の5.7万トンに比べて5.0万トンの増加であった。
不法投棄廃棄物の種類としては、投棄件数では建設系廃棄物の157件(がれき類88件、木くず36件、建設混合廃棄物22件等)が最も多く、全体の72.7%を占めている。
投棄量で見ると、建設系廃棄物が4.6万トン(がれき類3.7万トン、木くず0.5万トン、廃プラスチック0.2万トン等)と多く、全体の74.8%を占めている。
また、新たに発覚した産業廃棄物不適正処理数は191件で前年度の187件に比べて4件の増加、不適正処理量は6.4万トンで前年度の37.9万トンに比べて31.5万トンの減少であった。
これにより、平成22年度末時点の全国に不法投棄等の残存件数は合計で2,610件となり、前年度の2,591件と比べて、19件の増加、残存量の合計では1,781.7万トンとなり、前年度の1,726.0万トンと比べて51.2万トンの増加となった。
出典:EICネット