産廃業者ら4人逮捕 がれき無許可処分容疑 兵庫県警
2011/10/13
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無許可で産業廃棄物処分業を営んだとして、兵庫県警生活環境課などは13日、廃棄物処理法違反容疑で、神戸市西区櫨谷(はせたに)町寺谷の廃棄物収集運搬会社「小瀧(こたき)建設」取締役、小瀧利志子(としこ)容疑者(60)=同区春日台=ら4人を逮捕した。
捜査関係者によると、小瀧容疑者らは、施設建設ができない地域に廃棄物処理施設を設置して産廃処分を請け負っており、年間数千万円の利益を上げていたとみられる。
逮捕容疑は3~4月、130回以上にわたって同市の店舗解体工事現場で出たがれきなど計約520トンを受け取り、無許可で同社敷地内の施設で破砕処分などを行ったとしている。
県警などによると、現場は都市計画法に基づく市街化調整区域に指定され、施設の建設ができない地域。小瀧容疑者らは、少なくとも平成14年までに敷地内に処理施設を設置していたとみられ、正規業者より安価な費用で受注していたという。神戸市が3年前から数回にわたり是正指導を続けていたが、従わなかったという。
県警は今年6月、同容疑で同社や関連会社などを捜索していた。
出典:産経ニュース