ごみ処理施設、見て知って 県が見学機会提供事業 HPやバスツアーで理解促進
2011/09/09
環境省
「迷惑施設」とみられがちな廃棄物処理施設に対する理解を深めてもらおうと、県は本年度から、県内のごみ処理施設を見学する機会を県民に提供する事業を始めた。
8月に産業廃棄物処理施設などを巡るバスツアーを初めて開催したほか、県のホームページ(HP)には見学可能な施設の一覧を掲載し、施設の概要や特徴、見学の申し込み方法などの情報を提供している。
8月20日に行った1回目のバスツアーは定員40人に42人が参加。夏休み中の小学生10人のほか、70歳代の姿もあり、幅広い世代が関心を寄せた。見学後のアンケートでは「産廃施設に対するイメージが変わった」「各地域ごとのツアーも開催してほしい」との声が上がったという。県は本年度中に2回目のツアーを行う予定だ。
県のHPに掲載しているのは、7日時点で民間の産廃処理施設21施設と自治体の一般廃棄物処理施設4施設。民間施設はペットボトルの破砕や生ごみなどの堆肥化、焼却灰を原料にした路盤材の製造などさまざま。見学可能時間や受け入れ可能人数などのほか、施設側のアピール点も紹介している。
県の許可を受ける産廃業者数は約200あり、県の担当者は「掲載する施設数を広げていきたい」としている。
出典:下野新聞