県、業者に撤去命令へ アスベスト不法投棄
2011/09/03
ニュース
【うるま】那覇市の産業廃棄物処理業者がうるま市具志川の処分場構内に非飛散性のアスベスト廃材を不法投棄していたことについて2日、同市の田場公民館で、県による、自治会長ら地域代表者への説明会があった。
県は近く、業者に対して10月末までの履行期限を設けた撤去措置命令を出すほか、来週にもアスベスト飛散の有無を確認する大気調査を行うことを報告した。
県環境整備課の説明によると、検出されたアスベストは非飛散性のアモサイトと判明した。
投棄した処分場は、もともとこの業者が運営していたが、この業者は今年7月に自主廃業していた。現在、新会社が処分場を運営しているが、県はアスベストがまだ撤去されていないにもかかわらず、この会社に廃棄物処理業の許可を出している。
説明会で県は、このアスベスト廃棄物が2008年10月ごろに解体工事現場から持ち込まれたものと説明したが、どの工事かについては把握していないとしている。
出典:琉球新報