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石巻のがれき処理、鹿島など9社連合が受注 2000億円

2011/08/26

ニュース

 鹿島を代表企業とする9社による共同企業体(JV)が宮城県から災害廃棄物(がれき)の大規模な処理を請け負うことになった。県が23日、県東部にある石巻地区でのがれき処理に関するプロポーザル(提案)方式の審査結果を公表。鹿島JVが最終候補になった。

 石巻地区のがれき約850万トンを処理する案件で、鹿島JVの受注額は2000億円程度とみられる。

 県は9月上旬に業務委託仮契約を結ぶとしている。大手ゼネコン(総合建設会社)の技術を活用して、東日本大震災の被災地の経済復興を阻んでいたがれき処理を前進させる。県内の被災地としては最大規模。

 鹿島JVは石巻港周辺に廃棄物の破砕施設や焼却施設を整備する予定。がれきは選別したうえで、破砕・焼却し、リサイクルができない廃棄物は最終処理する。

 JVは鹿島、清水建設、西松建設、佐藤工業、飛島建設、竹中土木、若築建設などのほか、地元の建設会社も参加する。がれき処理は政府の第1次補正予算を活用。県ががれき処理業者を選定した。

 がれき処理プラントは2011年度内に稼働させ、13年度末までに焼却灰の最終処分などの作業を完了させる。政府は第1次補正予算で約3500億円を計上しており、今回の石巻地区に続き、各被災地で廃棄物処理が本格化する。

出典:日本経済新聞

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