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ダイセキ、産廃処理能力3割増 22億円を投資

2011/08/26

ニュース

 産業廃棄物処理大手のダイセキは名古屋事業所(名古屋市)と関東事業所(栃木県佐野市)に計約5億円を投じ、それぞれの主要事業の処理能力を3割引き上げる。

 これに伴い2012年2月期の設備投資をグループ全体で前期比3割増の22億円に引き上げる。08年のリーマン・ショック以降、低迷していた受注が回復してきたため、受け入れ余力を拡大する。

 ダイセキは自動車関連や精密機器の工場などから出る廃油や汚泥、残さ、くずなどを回収・処理している。12年2月期は「リーマン・ショック後に落ち込んでいた工場からの受注が昨年秋以降は回復傾向にある」(伊藤博之社長)ことから、設備投資をリーマン・ショックの影響を強く受ける前の09年2月期(22億円)と同水準に戻す。

 名古屋事業所は2億6000万円を投じ、工場施設を増強する。敷地内の空き地(1600平方メートル)に新たな建屋を建設。企業の工場から回収した廃油・汚泥などを固形燃料にリサイクルする設備棟を新設する。今秋をめどに着工し、早ければ今期末に稼働する見通しだ。

 関東事業所は主力の第3工場に、浮遊微生物を利用した生物処理の排水処理設備を設置する。投資額は2億2000万円で、今期末にも導入準備を始める計画。処理能力を3割ほど高める。多様化する企業からの受注に対応する狙い。本来は1~2年前に導入する予定だったが受注環境の悪化を受けて先送りしていた。

 残りの設備投資はタンクローリーなど作業車両の買い替えや点検、ダイセキ環境ソリューション(名古屋市)をはじめとするグループ会社の工場設備更新に充てるとしている。

 ダイセキが手がける廃棄物処理は東日本大震災の復旧作業で一時的に増大。その後、自動車関連や精密機器業界の生産水準が回復し、処理量が膨らんでいる。

出典:日本経済新聞

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