エコキャップ活動浸透
2011/08/05
環境省
五色町商工会青年部(洲本市)が、リサイクル推進と、発展途上国の子どもたちのポリオワクチン接種促進のために集めたペットボトルのキャップ約15万個を、再処理業者に近く発送する。
NPO法人「エコキャップ推進協会」(横浜市)の呼びかけに応じて2008年10月から始めた活動が浸透し、今回は短期間に収集。これまでに、ワクチン約790人分にあたる約78万個に上る。(井ノ口麻子)
この活動は、同協会と提携する赤穂市の再処理業者にキャップを売却し、収益を接種推進団体に寄付。800個(2キロ)で一人分のワクチン代(約20円)になり、焼却した場合に発生する二酸化炭素6・3キロ分の抑制につながるという。
市内の学校や保育園、公共施設、同商工会の会員企業などが協力。同商工会の玄関に、多くのキャップを入れた袋を置いていく人もおり、活動が浸透している。
当初の収集量は1か月あたり9600個だったが、最近では3万6000~1万3000個にまで増えた。8度目の発送となる今回は、約3か月で15万個と、1か月あたりで最高の5万個が集まった。
空野淳副部長は「今回は特に、小中学生が頑張って集めてくれた。『エコと福祉』を呼びかけながら活動を続けたい」と話している。
出典:読売新聞