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水産廃棄物の海洋投棄始まる 100キロ沖に投入

2011/06/28

ニュース

 東日本大震災で発生した水産廃棄物の海洋投棄は27日、本県で始まった。底引き網漁場圏域外の沿岸約100キロ沖に投入し、7月中に処分を終える予定。

 委託を受けた産業廃棄物処理コンサルティング業リマテック(大阪府岸和田市、田中正敏社長)の底開式土運船「第十栄進丸」が、午前10時前に大船渡市の大船渡港茶屋前埠頭(ふとう)を出港。約8時間かけて水産廃棄物約1500トンを運び、船底を開けて廃棄物を海洋投棄する。

 同船は、28日に陸前高田市気仙町の長部漁港に入港予定。約1週間かけて同市から出た水産廃棄物1600トンを積み込み、7月上旬に海洋投棄する。

 県によると、当初予定されていた大槌町の水産廃棄物は今月中に土中埋設が完了する見通しで、海洋投棄は行わない方針だ。

出典:岩手日報

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