環境省、廃家電回収47%増加 テレビ買い替えで
2011/06/08
環境省
環境省と経済産業省は7日、家電リサイクル法に基づく2010年度の使用済み家電製品4品目の回収台数が09年度比47%増の2770万台となり、過去最高となったと発表した。
今年7月の地上デジタル放送の完全移行が迫り、テレビの買い替えで大きく増加したほか、10年夏の記録的な猛暑でエアコン買い替えが増えたことも影響した。
回収の対象はテレビとエアコン、洗濯機、冷蔵庫の4品目。ブラウン管テレビは09度比で68%増の1737万台。液晶・プラズマテレビは約3倍の65万台だった。エアコンが46%増の314万台、冷蔵庫は13%増の340万台、洗濯機は2%増の314万台だった。
使用済み家電で、部品などがどれだけリサイクルされたかを示す再商品化率は、エアコンが最も高く88%。液晶・プラズマテレビは09年度と比べ5ポイント上がり79%だった。
出典:日本経済新聞