産業廃棄物不法投棄で逮捕
2011/05/20
ニュース
アスベストを含むと見られる産業廃棄物、数百キロを地中に不法投棄していた疑いで、射水市の土木会社の元従業員2人が、警察に逮捕されました。
不法投棄の疑いで逮捕されたのは、射水市の土木会社元従業員の西守比呂志容疑者(35)と松山健次郎容疑者(61)です。
富山県警と石川県警の調べによりますと、2人は平成20年の4月から6月ごろにかけて、富山市内幸町のビル改装現場から出たアスベストを含むと見られる産業廃棄物、数百キロを射水市松木の資材置き場で深さ1.5メートル余りの地中に埋めた疑いです。
警察は去年夏に不法投棄の情報を得て捜査し、19日逮捕したもので、2人は容疑を認めているということです。
警察によりますと改装されたビルの現場からアスベストが検出されていて、地中から回収した廃棄物にもアスベストが含まれるかどうかを調べています。
人体に有害なアスベストは処理したうえで最終処分場に埋めることになっていますが、警察によりますと富山県内には最終処分場がなく、2人は処理にかかる手間や費用を惜しんで不法投棄したのではないかとみて追及しています。
2人が勤めていた会社は去年7月に倒産したということです。
出典:KNBweb