災害廃棄物220万トン 埋め立て残余あり
2011/05/20
ニュース
東日本大震災で発生した県内のがれきなどの災害廃棄物は約220万トンに上ることが企画環境委で明らかになった。
県が市町村からの報告と警戒区域で立ち入りができない浜通りの市町村の量を推計した。
県によると平成20年度の県の産業廃棄物は約830万トンで、このうち焼却や破砕などの処理ができず、埋め立てたのは約1割。
県内にある管理型と安定型の産廃処分場の27年度までの埋め立て残余容量は約450万トンで、県産業廃棄物課は「あくまで推計の総量だが、計算上では十分に処理可能」としている。
県は廃棄物処理事業者や関係行政機関と組織した災害廃棄物処理対策協議会で、処理体制の検討や処理計画の策定を進めている。
震災で発生したがれきなどは各地の仮置き場に置かれている。
県は国に早急に処理方針を示すよう要望している。
出典:KFB福島放送