椿洞産廃、業者の撤去費用納付制に 自主撤去、危険と判断
2011/05/10
ニュース
岐阜市椿洞の産業廃棄物不法投棄問題で、同市は6日、排出事業者らが計画に基づいて自主的に進めている撤去作業について、5月以降は現場の安全確保のため、自主撤去の作業に代わって撤去費用の支払いを受け付けると発表した。作業が未完了の17社が対象となる。
市によると、谷状に埋められた廃棄物の掘削が進み、現場が深く狭くなったほか、廃棄物を搬出する10トントラックが1日40~60台行き来するなど、各事業者による作業には危険が伴うようになったためだという。
不法投棄された廃棄物は約75万3000立方メートル。市は2004(平成16)年12月から、事業者らの自主撤去を認め、着手した県内外の事業者183社のうち166社が完了。これまでに計13万1092立方メートルを撤去した。
事業者の自主撤去とは別に、市は10年1月から行政代執行による掘削、選別作業を実施し、ことし4月までに約20万立方メートルを掘削した。
出典:岐阜新聞