住宅造成地、土中に廃棄物
2011/04/08
ニュース
伊那市の不燃物埋め立て場跡と判明
伊那市は7日、同市西箕輪上戸の住宅造成地が、41年前に市が不燃物を埋めた場所だったことが分かったと発表した。造成中に瓶や缶などの廃棄物が大量に見つかり、市は今後、ごみの埋まった範囲やごみの種類、量を調べ、撤去も検討する。
現場一帯の地権者は10人で、造成地には既に3軒の住宅が建ち、住民が生活している。有害物質による被害は出ていないという。
市が一部掘削して調べたところ、ごみは幅5~10メートル、長さ100~120メートルの範囲で、深さ5メートルまで2層に埋められているとみられる。ごみの量は推定800トン。住宅建設のため、地権者が3月14日、境界柱を設置した際、ごみが埋まっていたため市に連絡。
市が元職員に確認し、現場は1970年に市の不燃物埋め立て場だったと判明した。市が当時の地権者から土地を借りてごみを埋めたが、その後、土地が造成された経緯は分からないという。
出典:読売新聞