東日本大震災/環境省、被災パソコンと感染性廃棄物の処理指針まとめる
2011/04/04
ニュース
環境省は東日本大震災で被災したパソコンの処理指針をまとめた。がれきの迅速な処理が最優先である中、パソコンを災害廃棄物としてほかの廃棄物と一括処理することもやむを得ないと説明。
その上で分別が可能な場合は自治体が分別・保管し、有用資源のリサイクルの可否を判断するとした。リサイクル可能な場合はパソコン3R推進協会が引き取り、破損や腐食でリサイクル不可能な場合は災害廃棄物として一括処理する。
同省は焼却などの滅菌処理が必要な感染性廃棄物の取り扱い指針も作成した。
感染性廃棄物と明記された容器やバイオハザードマーク付きの容器はそのまま保管場所へ運搬。注射針やメスなどを発見した場合は丈夫な容器に入れて保管場所に運搬する。保管場所では感染性廃棄物の飛散や流出、他の廃棄物との混在を防ぎ、適正な処理が可能となるまで保管する。
出典:日刊工業新聞