鶏の死骸を不法投棄の疑い 坂出の養鶏業者から任意聴取
2011/03/03
ニュース
坂出市西庄町の城山の山中で1月31日、約100羽の鶏の死骸が見つかり、坂出署は同市内の養鶏業者が死骸の処理に困って不法投棄したとみて廃棄物処理法違反の疑いで任意で事情聴取を始めた。容疑が固まれば書類送検する方向で捜査が進められている。
捜査関係者への取材でわかった。関係者によると、「死んだ鶏が捨てられている」と県に通報が入り、坂出署が捜査していた。近隣の養鶏業者などを調べる中で同市内の業者が浮上したという。この業者はこれまでの任意の調べに対して、大量に死亡し処分に困ったなどと話しているという。
大量死の原因についてこの業者は、当時急激に冷え込んで水が凍り、鶏の飲み水が不足した可能性があるなどと指摘しているという。同署は周辺で不法投棄がほかにも行われていた疑いを強めており、調べを進めている。
見つかった約100羽の鶏の死骸については、当時県が鳥インフルエンザの疑いもあるとみて簡易検査し、陰性の結果が示された。不法投棄について、県の担当者は「鳥インフルエンザには県民も敏感になっている。大量に不法投棄するなど考えられない行いだ」と話す。
出典:asahi.com