09年度のペットボトル回収率77.5% 0.4ポイント低下
2010/11/16
環境省
ペットボトルや樹脂、清涼飲料水などのメーカーで組織するPETボトルリサイクル推進協議会は15日、2009年度のペットボトル回収率が77.5%と08年度比で0.4ポイント低下したと発表した。
ペットボトル製品の販売量は前年度並みだったが、回収量がやや減少した。前年度に続き、協議会が目標とする75%は上回った。
回収率はペットボトル製品の販売量を分母に、市町村と企業による回収量を分子に計算する。販売量は前年度と同程度の56万トンだったが、企業による回収量が減り、全体では1.8%減の43万トンとなった。
回収が確認できない製品の一部が海外に流れているとみられる。
リサイクル量はリサイクル過程での歩留まり悪化も影響し、海外向けは前年度比で2.6%減少。一方、国内向けは伸びたため全体では5.4%増の51万トンだった。リサイクル率は前年度を5.7ポイント上回る90.6%だった。
回収が把握できないペットボトルもリサイクルに回っているため、回収率を上回っている。リサイクル用途はシートが全体の半数以上を占めた。
出典:日本経済新聞