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離島漂着ごみを現場で燃料化 初の移動装置開発

2010/10/30

環境省

 日本海難防止協会は28日、深刻化する離島の漂着ごみ対策として、流れ着いた発泡スチロール製品から現場で燃料油を抽出できる初の小型装置を開発したと発表した。

 協会によると、発泡スチロールを溶かして燃料化するには大型施設が必要だったが、装置の重量を4トントラックで運べる3・2トンまで小型化。重さ80~90キロの発泡スチロールから、ボイラーなどに使う「スチレン」を8時間で60キロ抽出できるという。

 全国の海岸などに漂着するごみは年間100万立方メートルと推定され、うち約4割が発泡スチロール類。離島の場合、本土の処理施設まで運ぶ費用が平均で1立方メートル当たり1万円以上かかり、担当者は「離島の美化と処理費の節約、新たなエネルギー確保が同時にできる」と強調している。

出典:47NEWS

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