燧ヶ岳のゴミ環境省が撤去
2010/10/22
ニュース
尾瀬国立公園内にある燧(ひうち)ヶ岳山頂(2356メートル、檜枝岐村)に空き缶などの不燃ゴミが地中に埋められていた問題で、環境省は20日、県や村などと協力してゴミを撤去した。
環境省檜枝岐自然保護官事務所によると、ゴミは頂上にある石碑から約10メートル南西の所に広さ約2平方メートル、深さ約30センチの範囲で層状に埋まっていた。同省職員ら10人が熊手などを使って掘り起こし、土のう袋10袋に入れて下山した。ゴミの量は調査時の回収分などを含めて計50キロに上った。
同岳のゴミ問題が7月に発覚したことを受け、同事務所が調査した結果、民間の尾瀬美化愛護協会(当時)が1968年頃、財団法人・国立公園協会と協力して頂上にゴミ箱を設置していたことがわかった。72年、尾瀬のゴミ持ち帰り運動がスタートしたため、翌73年頃には、他の2団体がゴミとともに撤去したという。
出典:読売新聞