期間10年 変えず/出島へ産廃搬入で知事
2010/09/28
ニュース
県が広島市南区出島で進める廃棄物処分場の建設計画について、湯崎英彦知事は27日の県議会一般質問で「陸上搬入への変更がベストである」と計画変更への理解を求めた上で、地元が廃棄物を受け入れる期間は「(変更前と同じ)10年間と考えている」との認識を示した。
県は当初計画で、廃棄物を約5キロ離れた同市佐伯区五日市の五日市港に建設する積み出し施設から海上輸送するとしていたが、埋め立てが必要な廃棄物量が計画段階に比べて4分の1に減り、事業の採算が取れないことなどを理由に、陸路で直接運ぶ方針に転換。
周辺住民との協議をふまえて今年度中に計画変更を決定するとしている。
これまでの住民との意見交換では、当初計画で合意した10年間の埋め立て期間について、廃棄物の減少で期間が延びることを懸念する意見が相次いでいた。県産業廃棄物対策課は「県西部に限っていた廃棄物の受け入れ区域を拡大するなどして計画期間内に事業を完了させたい」としている。
出典:asahi.com