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廃棄物のクラブやストーブ、市職員が私的利用

2010/08/30

ニュース

 横浜市泉区池の谷の一般廃棄物処分場「神明台処分地」(53ヘクタール)で、家庭からごみとして出されたゴルフクラブや電気ストーブなど12点を、市資源循環局職員ら5人が無断で私的に利用していたことが28日、わかった。

 市は条例で、廃棄物は市の所有と定めており、「職員が私的に使うのは問題」として市などは5人の処分を検討している。

 市によると、同局は今年7月、「職員が廃棄物を無断で使用している」と、市の関係者から情報を得て、同局や業務委託先の「資源循環公社」の職員で、1995年以降に同処分地にかかわった約100人から聞き取りを行った。

 その結果、同局の職員2人と同公社の職員3人の計5人が05年以降、「処分場の仮置き場にあった廃棄物を私的に利用した」と回答した。

 5人が私的利用していた廃棄物は、ゴルフクラブやゴルフバッグ、ゴルフ用の手押しカート、すのこの補修材に使用した木材2本、プラスチック製衣装ケース、電気ストーブ、自動車の車内に置くドリンクホルダーなど計12点。

 同市では、ごみ集積場所に出された古新聞紙が盗まれる事件が相次いで発生していたことから、2004年4月、市廃棄物適切処理等に関する条例を2004年に一部改正し、「家庭からごみ集積場所に出された廃棄物は市の所有物」と定めている。

 同局の聴取に対し、市職員2人は「処分場内にある金属の仮置き場で働いていた委託業者から『これを使って』とゴルフクラブなどを渡され、その場で断ることも気が引けて受け取ってしまった」と説明しているという。

 これに対し、委託業者の元従業員は読売新聞の取材に対し、「公社の職員から『ゴルフ用品がほしい』などの依頼を受けた」と答えている。

 ◆業務に使用17人◆

 また、同局の職員9人と、同公社の職員8人の計17人が廃棄物を無断で業務に使用していたこともわかった。

 利用した廃棄物は、夏休みの市民向けイベントの際に活用した折りたたみテーブル、パラソル、いす、構内を清掃するための芝刈り機、構内を移動するための3輪自転車やバイクなど計約80点。

 同局は「業務に限って廃棄物を再利用しているので問題ない」としているが、「今後は処分地の所長の了解を得るなど、廃棄物として出されたものを業務で活用できるルールを作っていきたい」としている。

出典:読売新聞

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