資源“再生”に熱い視線 静岡市のリサイクルセンターで子どもら見学
2010/08/06
環境省
子どもたちに資源の再利用の大切さを知ってもらう工場見学会「ぼくらさんぱい探偵団」が3日、静岡市葵区の三和建商リサイクルセンターなどであった。一般公募で集まった約40人が、廃材が別の製品に生まれ変わる様子を見学した。
県産業廃棄物協会中部支部が毎年開いている。参加者は午前中、明治製菓東海工場(藤枝市)を訪問。菓子の製造過程で、残りかすなどの産業廃棄物が“排出”される様子を見守った。
午後からは同リサイクルセンターに移動し、木くずや廃プラスチックなどの建築廃材が石こうなどに“再生”する過程を見て回った。
巨大な焼成処理プラントでは石こうボードなどの建築廃材が処理される様子を見学。長さ約10メートル、直径約2メートルの円柱型回転炉を通った廃材が、最終的にギプスなどの原料「半水石こう」に精製される過程を興味深そうに見入った。
参加した同市清水区の小学6年生、藍場晶子さん(11)は「一度捨てた物がまた新しいものに生まれ変わるんだなと実感した」と話した。
出典:中日新聞