日本最大級の産業廃棄物処理業者・リサイクル業者検索サイトです。

0120-33-8508

受付時間:10:00~18:00 (土日祝日除く)

エコノハサーチ

スマホ版メニュー

廃食油をバイオ燃料に、産廃業者ら連携で実験/神奈川

2010/07/29

環境省

 奈川県内の産業廃棄物処理業者と運送業者が連携し、家庭から出る廃食油を回収してバイオディーゼル燃料(BDF)にリサイクルする実験を始めた。10月までに千リットルの回収を目指す。参加企業のトラックや重機などで代替燃料として活用し、温室効果ガスの削減につなげる狙い。

 実験に参加しているのは県産業廃棄物協会の青年部会と、県トラック協会の有志。県内20カ所に回収拠点を設け、地域の家庭から天ぷら油を引き取る。

 廃食油は産廃処理業のグローバルテクノス(横浜市旭区)に集めた上で、都内で同様の事業「TOKYO油田」を進めるユーズ(東京都墨田区)が引き取り、BDFに精製。軽油に5%混合する「B5」燃料に再生する。4カ月の実験期間で二酸化炭素(CO2)を2・6トン削減する効果が見込まれるという。

 製造コストがかさむため、価格は1リットル当たり130円と、通常の軽油に比べて高めなのが課題。参加企業の拡大で回収量を増やすことにより、単価引き下げを目指す方針だ。

 実験結果を検証した上で、継続事業化を検討する。梅沢隆之・グローバルテクノス社長は「BDFは粘性が高いので、品質維持に力を入れて信頼性を高めたい」と話している。

 BDFは原料の植物が生育過程でCO2を吸収するため、燃やしてもCO2の排出抑制効果が期待できるとされる。廃食油からの燃料再生は、環境保全策や地域交流の一環として試みる動きが県内でも導入されている。

出典:カナロコ

産業廃棄物処理・リサイクル処理業者検索サイト【エコノハ】

一覧へ戻る