御嵩の産廃処分場計画取り下げ 三者合意で寿和工業
2010/07/13
ニュース
可児郡御嵩町の産業廃棄物処分場問題で、処分場建設を計画した寿和工業(可児市)は12日、県に提出していた廃棄物処理施設設置に関する許可申請などをすべて取り下げ、既に取得している計画地で新たな開発は行わない、と発表した。
2008(平成20)年3月の県、同町、同社の三者トップ会談で、同社は計画を白紙撤回することで合意しており、今回の取り下げはこれに基づくもの。
計画地をめぐっては三者合意後、昨年12月までに、建設反対が約8割を占めた住民投票結果の尊重などを柱とする計画地の利用指針が町民や学識者によってまとめられ、具体的な利用方法が注目されていた。
渡辺公夫町長は同日、町役場で会見し「寿和工業の英断に敬意を表する。尽力いただいた古田肇知事に町民を代表してお礼申し上げる。三者合意を信頼して見守った町民に感謝の意とともに報告したい」と述べた。
出典:岐阜新聞