バイオ燃料 県内で生産/沖縄
2010/07/03
環境省
リサイクル業のクリエイティブ(広島市、木山通宏社長)と、ITレボリューション(東京、奥田努社長)が、県内でバイオマス燃料「グリーンコール」の生産に向け、県内企業・団体と準備を進めている。グリーンコールの原料となるトウゴマの試験栽培を東村で始めており、今夏にも生産を始める予定。
グリーンコールは石炭の代替燃料として、燃料コストを削減できるメリットがある。熱量は石炭並みで、バイオマス燃料であることから二酸化炭素の排出はカウントされず、排出権クレジットを取得することができる。
トウゴマからは油を搾り取り、残さと木くずなどを混ぜて固形燃料を製造する。現在、広島工場で月約1000トン生産。製紙会社など6社に供給している。油は工業油やプラスチック製品の原料にもなるという。
東村では約1000平方メートルで農家が試験栽培している。生産工場の立地も本島北部を検討している。グリーンコールは県外で販売する計画。
グリーンコールや太陽光発電、風力発電を組み合わせ、低炭素コミュニティーの構築も構想している。
出典:沖縄タイムス