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空き缶集め車いす50台寄贈 加東の99歳男性

2010/06/30

ニュース

 長年、社会貢献活動を続けてきた加東市松尾の冨田安三さん(99)が、通算50台目となる車いすを、市社会福祉協議会へ寄贈した。早朝散歩で拾い集めたアルミ缶を換金し、1台目を贈ったのが1994年。

 回収したアルミ缶は、約200万個に上るという。骨折などの苦難もあり、近年は地域の人々の手助けを受けて節目の大台を達成した。「『100歳までに50台寄贈』という目標を果たせ、とてもうれしい。大勢の人の協力のおかげ」と感謝の笑みを浮かべた。

 冨田さんは1930年に市内で電器店「冨田電気」を創業。70歳のとき、「健康維持のため」と早朝ウオーキングを始めた。

 道沿いの空き缶などが気になり、最初は清掃奉仕のつもりで回収。やがてアルミ缶がリサイクル資源として重要と知り、資源回収業者へ持ち込むようになった。

 たまった代金で94年に初めて車いす2台を購入し寄贈。以降、毎年寄贈を続けている。2000年ごろから、冨田さんの活動を知る地元の人々が空き缶収集に協力してくれるようにもなった。

 3年前に左大腿骨の骨折で入院。昨秋も転倒後、一時歩けなくなったことなどから、いまはウオーキングは休止している。元気なころは、早朝の1時間半、約4キロを歩くのが日課で、ポールの先にフックを付け、溝に落ちた缶も拾いやすくした手製の道具を駆使し、多い日には300個も空き缶を拾ったという。

 「環境美化・アルミ缶のリサイクル・車いす寄贈で社会奉仕・健康維持の“一石四鳥”」と話す冨田さん。「これからもできれば回収を続け、1台でも多く車いすを贈りたい」と抱負を語っている。

出典:神戸新聞

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