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宇都宮の産廃無許可運搬事件、切り貼り許可証で1年稼働

2010/06/18

ニュース

 東京都内の廃棄物収集運搬業者が宇都宮市の許可を受けずに産業廃棄物を収集運搬していたとされる事件で、県警に廃棄物処理法違反容疑で逮捕された業者が、収集運搬を行うための同市の許可証を偽造していた疑いがあることが 17日までに、県警などへの取材で分かった。

 県警などによると、業者は偽造許可証のコピーを大手企業に提示し、正規の業者を偽っていたという。大手企業は見抜けず1年以上も仕事を依頼、チェック不足を露呈してしまった格好だ。

 無許可で大手電機メーカーの産業廃棄物を収集運搬していたとして逮捕されたのは東京都立川市、会社社長浅見佳生容疑者(63)。宇都宮東署は近く有印公文書偽造・同行使の疑いで浅見容疑者を再逮捕する。

 同署などによると、浅見容疑者は、以前に取得していたほかの自治体の許可証を利用。自治体の名称や首長の名前などを切り貼りして「宇都宮市版」に偽造し、大手電機メーカーにそのコピーを提示した疑いが持たれている。

 「申請に時間が掛かるから」。浅見容疑者は調べに対し、こう偽造の理由を供述しているが、東京都や埼玉県、神奈川県などの許可は受けていた。同署は今後、詳しい動機などを調べる方針。

 一方、浅見容疑者に業務を委託していた大手電機メーカーは2008年7月から1年以上も無許可とは気付かなかったという。契約時には偽造許可証のコピーの提示を受け、メーカーは「偽物とは分からなかった」と説明。「チェックが不十分だった」と確認の〝甘さ〟を認める。

 偽造が発覚したのは09年10月。メーカーが08年度の事業報告書を宇都宮市に提出した際に、同市が無許可業者の存在に気付いた。

 メーカーは「許可証の実物の提示を受けたり、認証を所管する県や市などに、許可業者かどうかを確認するなどしたい」と再発防止を強調している。

出典:下野新聞

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