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プラごみ7割 資源化できず

2010/06/15

ニュース

 【小山】市内の家庭から収集されたビニール・プラスチックごみのうち、汚れなどが原因で資源化に適さないごみが約7割に上ることが、小山広域保健衛生組合の調査で分かった。市環境課は「分別の徹底や包装容器をよく洗うことを、あらためて市民に呼び掛けたい」としている。

 同組合では昨年9~10月と11~12月の2回に分けて、管内のごみ収集ステーションや中央清掃センターで調査を実施。「燃やすごみ」「燃えないごみ」ビニール・プラスチックの「燃やさないごみ」の3種類について、資源物の含有量などを調べた。

 家庭系収集の「燃やさないごみ」では、容器包装以外のごみが26・6%混入。さらに容器包装でも汚れの付着したごみが44・8%で、日本容器包装リサイクル協会の引き渡し基準に適合しないごみが全体の71・4%を占めた。

 また「燃やすごみ」「燃えないごみ」でも、容器包装や可燃系資源といった資源化可能物がそれぞれ約35%、41%混入しており、不十分な分別が資源化を妨げる要因になっている。

 市の2008年度の資源化率は約18%。ごみ処理費削減の効果も期待できることから、15年度に20%とすることを目標にしている。

 調査結果は、同課窓口と同組合のホームページで見ることができる。

出典:下野新聞

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