レジ袋ごみ出し禁止
2010/06/14
ニュース
周知期間2か月延長 浜松
浜松市はレジ袋のごみ袋転用を全面的に禁止した新ルールの周知期間を2か月延長し、8月31日までとすることを決めた。市民への説明が不足する中、新ルールを見切り発車した対応のまずさを露呈させた。
9月1日以降、指定ごみ袋以外で出されたものはルール違反とし、次の収集日までごみ集積所に放置する。衛生上の問題もあり、集積所を管理する自治会に対し、より丁寧な説明が求められる。
同市では今年4月から、レジ袋をごみ袋として使えなくなった。生ごみなどを入れる内袋としては「使用しないようにご協力を」と使用自粛を求めるものの、違反ごみとして扱わず従来通り収集している。
市は新ルール導入後、3か月間は「周知期間」としてレジ袋でごみを出した場合も収集することとし、7月以降は状況を見ながら、柔軟に対応することにしていた。
ところが、市への苦情や問い合わせは、新ルール導入直後の4月は1日平均24件あり、市民の不満が解消されていない状況が浮き彫りとなった。
4~5月のごみ集積所調査では、家庭ごみの6~7%がルール違反だった。違反ごみを放置した場合、夏場の衛生上の問題もあり、特例で収集する周知期間の延長を決めた。
市資源廃棄物政策課は11日の記者会見で、「ルールのわかりにくさがあったことは認めざるをえない。説明不足と言われれば、そうかもしれない」と陳謝した。
今後、自治会に対し説明会の開催を依頼するとともに、広報誌でも周知を徹底することにしている。
出典:読売新聞