県警と消費者庁が合同で捜索、調査/宮城
2010/06/11
ニュース
無許可で一般廃棄物の収集運搬業をした疑いがあるとして、県警は10日、廃品回収会社グローバルマネジメントの本社(神奈川県藤沢市)や宮城支店(仙台市若林区)などを廃棄物処理法違反の疑いで捜索した。
消費者庁も特定商取引法違反(迷惑勧誘や不実告知など)の疑いで本社などを立ち入り調査した。同庁と警察が同時に捜索・立ち入り調査するのは経済産業省時代も含め初という。
県警によると、同社は昨年12月中旬から今年1月中旬、仙台市青葉区などの60~70代の無職女性3人の自宅から、掃除機などを自治体の許可なしで有料で収集、運搬した疑いがある。
国民生活センターのまとめでは07年度以降、首都圏を中心に「高額な処理料金を請求された」といった苦情が計186件あった。消費者庁もこうした情報や、頼まれていない物まで運んで料金を請求する手口を把握していた。
県警によると、同社は軽トラックで「不用品をただで回収」などとアナウンスしながら移動。依頼を受けて不用品を運び出す際に「もう解約できない」などと言って高額を請求していた。
県内では高齢女性ばかり狙われ、家電など数点で2万~10万円を請求されたという。
出典:asahi.com