仙台市ごみ減量、目標達成
2010/05/26
環境省
有料化に伴い設定 09年度18%減
仙台市内で2009年度に排出された家庭ごみは約18万5000トンと、06年度比で18%減り、目標としていた15%減を達成したことが、仙台市が発表した生活ごみの排出状況でわかった。家庭ごみの有料化が効果を上げているとみられる。
仙台市の家庭ごみの有料化は08年10月に始まり、市民が専用のごみ袋を購入し、処理費用を一部負担する仕組み。
市の家庭ごみ排出量はそれまで年間約22万トンで推移していたが、08年度は有料化開始半年で、前年度から約1万5000トン減に成功。さらに09年度には06年度から約4万トン減り、有料化開始前に掲げた15%減量の目標を達成した。
有料化に合わせて、市は家庭ごみと紙類を分別し、月2回の紙類定期回収に取り組む。09年度に回収した紙類は約1万1000トンで、家庭ごみと合わせても20万トンを切る。
市環境局総務課は「市民のなかにごみの減量化と分別という2つの意識が表れている証拠」と分析する。市は家庭ごみの中に含まれる紙類をさらに減らすようポスターなどで呼びかけている。
出典:読売新聞