明輝クリーナー、CO2排出枠500トン分購入-産廃処理に追加
2010/05/25
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【名古屋】明輝クリーナー(愛知県豊橋市、小島晃社長、0532・25・1026)は、国連のクリーン開発メカニズム(CDM)事業で発生する二酸化炭素(CO2)排出枠を500トン分追加購入した。
同社の09年のCO2排出量の38・6%にあたる。同社はカーボンオフセット(炭素相殺)付き産業廃棄物処理事業を手がけており、購入分はこの事業にあてる。
産業廃棄物の処理を同社に委託した企業は、委託した企業に所有権がある廃棄物処理の運搬時までのCO2排出量のうち38・6%分を削減したとみなされる。
明輝クリーナーが新たに購入したのは、CDMのインドのバイオマス発電事業とフィリピンの風力発電事業で発生する排出枠。購入額は非公表。
10月以降も同程度の割合で排出枠を確保する方針。購入費は廃棄物処理費用には上乗せしない。処理事業の付加価値を高め、処理設備の稼働率を現在の70%から引き上げる。
出典:日刊工業新聞