熊本市:家庭ごみ、有料化で減少 分別進み、回収古紙が3割増
2010/05/20
環境省
◇昨年10月~今年3月
熊本市は18日、昨年10月からの家庭ごみ有料化で、燃やすごみの収集量が1割以上、埋め立てごみが4割以上減少したと発表した。一方で、回収される無料の紙は3割以上増えており、燃やすごみと一緒に入れられていた紙の分別が進んだ状況がうかがえる。
市によると、昨年10月から今年3月末までの、燃やすごみの1回あたりの収集量は548・6トン(前年同期は632・4トン)で13・3%減、埋め立てごみは10・33トン(同17・46トン)で40・8%減だった。反対に紙は245・4トン(同183・3トン)で33・9%増えた。
市が04年3月に策定した「ごみ減量・リサイクル推進基本計画」では、資源ごみを除いた10年度の家庭ごみ収集量について、1人が1日あたりに出すごみの量を02年度の644グラムから504グラム(21・7%減)にすることを目標としている。
今年10月からプラスチック製容器包装の分別収集とリサイクルが始まるため、市廃棄物計画課は目標達成に向け、啓発活動をすることにしている。
出典:毎日新聞社