リサイクル製品使った工事 紀南で10件実施
2010/04/27
環境省
和歌山県は、廃棄物の減量化、再利用に役立つと認定したリサイクル製品を使ったモデル工事を進めている。
2006年度の開始以来、紀南での実施は10件。工事にリサイクル資材の占める割合は小さいが「製品を知ってもらうきっかけにしたい」と話している。
リサイクル製品の認定制度は03年度に始まったが、一般製品に比べ価格が高く、普及はいまひとつだった。県は06年度に利用促進を図る条例を制定。優先購入に努め、13件のモデル工事を行ってきた。
09年度は上富田町岩田と白浜町平の側溝整備工事で、鉄鋼の製造工程で発生する砂状の「水砕スラグ」を用いたリサイクル製品を使用した。スラグはセメントの原料に活用されている。
県循環型社会推進課は「リサイクル産業を育成し、循環型社会を形成するため、認定製品の需要喚起を図りたい」と話している。
認定279製品は県ホームページで紹介している。
出典:紀伊民報