不法投棄20トン撤去 住民ら60人 作業に汗/あわら市
2010/04/02
環境省
あわら市横垣の市道沿いの谷で二十八日、県や市、県内の森林組合などでつくる県廃棄物不法処理防止連絡協議会のメンバーと地元住民ら六十人が、不法投棄された粗大ごみや生活ごみなど計二十トンを撤去した。
作業をしたのは、神明神社参道の入り口付近。県などによると、通行量が少なく林に隠れた場所のため、二十年以上前から粗大ごみなどが捨てられるケースが相次いでいる。
今回は県と市がトラックや重機を用意して撤去を計画。地元の横垣、宮王の両地区に呼びかけて作業に当たった。
午前八時半に開始。住民らは用意した百十枚の樹脂製の袋に古タイヤやテレビ、瓶、缶、布団などのごみを手際よく詰め込んでいった。袋はクレーンで持ち上げ、トラックで同市笹岡にある清掃センターなどの処理施設に運び入れた。
県は今後、周囲をロープで囲うなどの不法投棄防止策を実施。横垣区長の竹内勉さん(59)は「ようやくきれいになってうれしい。これからもきれいさを保てるよう、見回りもしていきたい」と話している。
出典:中日新聞