所沢市:プラごみ焼却へ 埋め立て経費、2億7000万円削減 /埼玉
2010/03/30
環境省
所沢市は29日、埋め立て処分している資源回収対象外の廃プラスチックを10月1日から焼却処分すると発表した。
同市環境クリーン部によると、年間約7000トンの廃プラが焼却される見通しで、約2億7000万円の埋め立て経費が削減されるという。ごみ回収の分別方法は当面変更しないという。
近隣自治体では焼却を実施しているが、ダイオキシン問題の影響で同市は98年に「廃プラを燃やさない」宣言を発表していた。
03年に4段階の汚染除去装置を備えた東部クリーンセンターを稼働。さらに、05年に環境省が廃棄物処分の基本方針を埋め立てから焼却に転換したことで焼却実施に踏み切った。昨年の実証試験では、排ガスや周辺の大気の結果はすべて基準値を下回ったという。
一方、市民団体「所沢 ごみ減量・市民の力」(品川昭・事務局代表)など7団体は当麻よし子市長に対して、焼却方針の撤回を求める申し入れ書を提出した。
出典:毎日新聞