県の廃棄物、明野回避15トン栃木へ価格の高さ理由/山梨
2010/02/26
環境省
県庁舎の立て替えに伴い、解体される県民情報プラザと県庁第1南別館、同第2南別館(いずれも甲府市丸の内)の廃棄物の一部が、受け入れ価格が高いことを理由に北杜市明野町浅尾の管理型廃棄物最終処分場「県環境整備センター」(明野処分場)ではなく、栃木県の最終処分場に持ち込まれることがわかった。
25日の県議会2月定例会の代表質問で岡伸県議(フォーラム政新)が明らかにした。
県営繕課によると、県民情報プラザなど三つの建物の解体工事で出る廃棄物は計3万トンで、そのほとんどはリサイクルされ、最終処分場で処理されるのは45トン。
このうち、管理型処分場での廃棄が義務づけらるアスベスト廃材30トンは明野処分場に搬入されるが、安定型処分場で廃棄できる塩化ビニールや強化ガラスなど残りの15トンは栃木県の民間処分場に搬入される。
解体工事は、県内の解体業者が県から受注し昨年8月から進めているが、業者は輸送費を加えても栃木県へ運んだ方が明野処分場より安く済むと説明しているという。
県は、業者に搬入先を明野処分場に指定する場合、増額分を県費で負担する必要があり、栃木県への搬入を受け入れた。
出典:読売新聞