汚泥を不法投棄容疑
2010/02/12
ニュース
環境関連会社社長、逮捕
下水道に油分を含む汚泥を不法に流したとして、環境関連会社「地球環境秀明(ひでみつ)」(沼津市原)の社員らが逮捕された事件で、沼津署は11日、同社社長高嶋康豪(やすひで)容疑者(58)を廃棄物処理法違反(不法投棄)の疑いで逮捕した。
高嶋容疑者は同日正午頃、同署に出頭して逮捕された。「捨てていない。(部下に)指示もしていない」と否認しているという。
発表によると、高嶋容疑者は同社部長富田広信容疑者(60)や元社員2人(いずれも同容疑で逮捕)と共謀し、2009年5月28日~6月25日に3回にわたり、岐阜県内のクリーニング工場から引き取った油分を含む汚泥を、清水町八幡の自社の敷地内から下水道に流した疑い。
富田容疑者は、今月8日に逮捕された直後は「知らない」などと否認していたが、現在は「高嶋社長と相談して捨てた」と供述しているという。
高嶋容疑者はバイオトイレの開発を手掛けたことなどで知られる。08年6月には、沼津市と同市教委などが共催した教育シンポジウム「ものづくり 人づくり」にパネリストとして参加するなど、社外での活動にも取り組んでいた。
出典:読売新聞