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市役所のC02排出量アップ/苫小牧

2010/02/04

環境省

 苫小牧市役所の業務に伴う2008年度の二酸化炭素(CO2)排出量は、第2期地球温暖化防止実行計画(08~12年度)に盛った基準年(01年度)に比べ3.4%増えたことが、市のまとめで分かった。

 廃棄物の焼却処理や電気使用によるCO2排出増が、全体量を押し上げた。12年度までに基準年比16%削減の目標を掲げる計画は、初年度から厳しい船出となった。

 市の集計によると、08年度の排出量は6万8648トン。基準年に比べ2263トン増えた。

 暖房などに使う灯油や重油といった燃料燃焼による排出量は、天然ガスなど新エネルギー導入や省エネ効果で基準年比17.2%減少し、自動車利用によるCO2排出量も、公用車の利用促進などで減った。

 一方で、廃棄物焼却に伴う排出量は基準年比で7・9%増。焼却ごみに含まれる廃プラスチック類の増加が背景にある。電気使用による排出量も19.6%増えた。

 第2期計画は、厳しいスタートとなったものの、排出量全体を押し上げる要因となった廃プラごみは、4月から資源物として全市一斉の収集が始まることから、市は「温室効果ガスの排出削減につながる」と期待している。

出典:苫小牧民報社

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