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府中市苦情・問い合わせ殺到

2010/02/03

ニュース

 府中市で家庭ごみの戸別収集が2日、スタートした。大きなトラブルはなかったものの、担当の市ごみ減量推進課には市民からの問い合わせや苦情の電話が鳴りっぱなし。また、未撤去のダストボックスのふたの上に、ごみが置かれるなどマナー違反も見られた。

 担当課によると、従来は最寄りのダストボックスに捨てられた家庭ごみは、市指定の有料の袋に入れて自宅前やマンションの集積場所に出すことになった。

 燃やすごみは緑色、燃やさないごみはオレンジ、容器包装プラスチックはピンクと、袋は3種類ある。このほか雑誌やペットボトル、紙パック、段ボール、古布などに分けることになった。燃やすごみ袋は10枚入りで800円(40リットル)。

 ごみ収集は、市内6社でつくる「府中廃棄物処理事業協同組合」に委託した。ごみ出しは「午前8時までに」と市広報紙で通知していたため、昼前になっても回収されないことに対する苦情が相次いだ。市側は「順番に収集するので、午後になる家庭もあることを理解して」と説明している。

 また、生活保護世帯などに対する減免制度(有料袋1年分の無償配布)の適用を申請する市民らで、市役所5階窓口は終日混雑した。

 今回の家庭ごみ有料化について、50歳代の主婦は「経済的に家庭の負担が大きい時だけに、もう少し時期を延期してほしかった」と話していた。

出典:読売新聞

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