大矢知の不法投棄 周辺調査計画示す 三者協議で
2010/02/01
環境省
四日市市大矢知町に不法投棄された産業廃棄物を巡り、県と学識者、住民による三者協議が29日、同市の大矢知地区市民センターで開かれた。
協議では、産廃が不法投棄されている山林周辺で1年間かけて行う水質調査のスケジュールが示された。県環境森林部の職員が、計37か所で行う地下水観測のほか、地表を流れる雨水や雨量観測、土壌水分も含めて調査する方針を説明。
調査データや生活、環境に与える影響を分析する「リスク評価表」を作成し、三者間で情報を共有して対策に役立てることにした。
この後、不法投棄現場の見学会が行われ、県職員が崩落の危険があるのり面や、雨水が浸水する恐れのある場所を案内した。大矢知地区連合自治会の伊藤峯夫会長は「ようやく徹底調査ができるまでに至った。結果を見たうえで今後の対策を考えていきたい」と話していた。
出典:読売新聞