協同回収、リサイクルシステムを開発
2010/01/21
環境省
総合リサイクル業の協同回収(香川県三豊市)などは、デジタル家電に利用されている貴重な金属を含む基板を抽出するリサイクルシステムを構築した。
これまで手作業で行っていた工程を特殊な機械を使って簡略化し、従来の5~6倍の処理量を実現した。今月下旬から、全国の基板メーカーや産業廃棄物処理業者などに機器を含めたシステムのノウハウを販売する。
構築したリサイクルには、機械メーカーの佐藤鉄工(富山県)が製造する特殊破砕機を活用。特殊破砕機は複合材を簡単に分離でき、携帯電話やパソコンなどの大きさの異なる機器に応じて処理時間を調整することで基板を取り出す初期の工程を簡略化した。
鉄、プラスチックなどを目視で取り除いた上で、再度、基板を破砕機に投入し、金や銀の貴金属、プラチナなどのレアメタルを含む破砕片を精錬工場に販売する。
このリサイクルシステムは、20~22日に東京ビッグサイトで開催されるエレクトロニクス製造技術展「インターネプコン・ジャパン」の経済産業省主催の特別企画展に出展される。
出典:四国新聞社