製造過程などのCO2量表示、液体肥料で利用 アースサポート
2010/01/20
ニュース
廃棄物処理を手掛けるアースサポート(松江市、尾崎俊也社長)は自社製品の液体肥料で、製造や流通などの過程で排出される二酸化炭素(CO2)量を表示する「カーボンフットプリント(CFP)」の利用を始めた。
経済産業省がCFP推進に向け設けた制度に基づき、表示について認定を取得した。環境保全に積極的に取り組む姿勢を取引先や顧客などにアピールし、液体肥料の販路拡大につなげたい考えだ。
認定を受けたのは液体肥料「育つんです!!スクスク」。イオンやカルビーなどに次いで6団体目の認定で、中国地方に本社を置く企業では初という。
同社が旅館やスーパーなどから回収した食品廃棄物などを原料に製造している。容量500ミリリットル、20リットル、1000リットルの3種類で、価格は500ミリリットルが150円前後。
各製品のCO2排出量は500ミリリットルで606グラム、20リットルで16.4キログラム、 1000リットルで51.4キログラムと認定された。各排出量は、認定マークとともに包装に表示する。
出典:NIKKEI NET