ごみ収集車で相次ぐ 加古川で今年度7件目 ライターなどが原因 /兵庫
2010/01/08
ニュース
不燃ごみの回収中に収集車の火災が相次ぐ加古川市で6日午前、尾上町安田地区で回収作業中に火災が発生した。
今年度に入り、これで7件目。
いずれも、使い捨てライターや使用済みスプレー缶が車内でつぶされてガスが漏れ、金属がこすれて飛んだ火花が引火したとみられている。幸い今回の火災でけが人はいなかったが、市環境部は「ごみ出しのマナーを守って」と訴えている。
市によると、昨年5月から11月までに起きた6件のうち、半数の車が電気系統系などを損傷。損害額は72万円超に上っている。
市環境部は11月以降、回覧板などで「穴を開けてガスを完全に抜いて」と市民に呼びかける一方、回収時に作業員が袋の中を一つ一つ点検している。しかし、効果は上がっておらず、今回出火した収集車からもガスが残ったとみられるスプレーなどが数本見つかったという。
この現状を受け、市は来年度から袋での回収をやめ、専用のかごに不燃ごみを入れてもらうことも検討しているという。
出典:毎日新聞社