篠路清掃工場、3月で休止
2010/01/05
ニュース
札幌市の上田文雄市長は4日の年頭記者会見で、家庭ごみの処理を行う篠路清掃工場(北区)を3月末で運転休止すると発表した。
2009年7月から始まったごみ有料化で、家庭ごみの減量が目標を上回るペースで進み、ほかに3か所ある清掃工場でごみ処理を賄える見通しとなったためだ。同工場は老朽化が進み、建て替えが検討されていたが、工場がこのまま廃止されれば、建て替え費用約370億円が不要になる。
市によると、09年7~10月に市内で排出された家庭ごみは前年同期比約4割減の11万トンで、10年度は47万トンを見込んでいる。
これは、市がごみ減量を目指して08年3月に策定した「スリムシティさっぽろ計画」(08~17年度)で最終年度の目標とする46万トンに近い水準となっている。
出典:読売新聞