産廃処理事業団が譲渡先を公募 川崎
2009/12/18
ニュース
経営悪化で民間譲渡の方針が決まっていた「かながわ廃棄物処理事業団」(川崎市川崎区)は17日、神奈川県内の産業廃棄物処理業の許可を持つ事業者を対象に、事業譲渡先の公募を始めた。来年1月20日に入札を行う。
譲渡条件は、(1)譲渡資産は産廃中間処理施設「かながわクリーンセンター」の建物、施設一式(2)川崎市からの借地は原則15年間(3)事業団職員10人の雇用(4)産廃の県内処理の推進など公共的役割の継承-など。
2月1日に譲渡契約を締結し、譲渡先による4月1日からの事業開始を目指す。事業団によると、すでに複数の企業から問い合わせがあるという。
同事業団は県と横浜、川崎両市が出資する第3セクター。今年度末時点で借入金約60億円が残っており、事業譲渡による売却益で債務の圧縮を図る。
出典:産経ニュース