足利市が一般廃棄物処理基本計画案 ごみ5種14分別に
2009/12/17
環境省
ごみ処理と生活排水処理について市は、長期的な視点に立った基本方針となる「一般廃棄物処理基本計画案」をまとめた。
来年度から2024年度までの15年間が計画期間で、市民1人1日当たりのごみ排出量や生活排水処理率などに数値目標を設定。現在、ごみの分別は5種12分別だが、中間目標の15年度までに5種14分別とする。
市民1人1日当たりの排出量は08年度で1116㌘。ごみ袋有料化の効果で前年度に比べ126㌘減少したが、同じような人口規模の自治体よりも上回っている状況。そこで15年度までに08年度の量から36㌘、24年度で88㌘の減量を目標とした。
ごみ減量に向けて、リサイクル率の数値目標も設定。08年度のリサイクル率は16・3%だが、15年度で22%、24年度には25%まで引き上げる。効果が見込める具体的な施策としてごみ分別の拡大を明記。15年度までに新たにプラスチック類、紙製容器包装を加えて5種14分別にする。
生活排水処理率は08年度で59%。計画では15年度までに73%、24年度までには95%を目標としている。
市は21日から1カ月間、市民から意見を求めるパブリックコメントを実施し、来年3月に計画を決定する。
出典:下野新聞